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【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】


[839]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/23(土) 21:35:24 ID:???
>I.妖精1
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誰と話そうかな、と反町が周囲に視線をくれると。
不意に、一人ぽつんとベンチに座りつまらなそうに下唇を突き出している妖精1の姿を捉えた。
反町は何となくそんな彼女が気になり、声をかける。

反町「……どうした。 ベンチ入りがそんなに嫌か?」
妖精1「あっ、人間……」

妖精1は反町の存在に気づくと、少し驚きの声を上げたが。
すぐに落ち着き、先ほどと同じ表情になる。
やはりスタメンに選ばれなかったのがショックだったのだろうか……と、思い。
反町はその旨を聞いてみると、妖精1はそれに対し苦笑いで否定した。

妖精1「……今のところ、私が今ひとつな実力だってのはわかってるし。
    ベンチ入りの件だって、妥当なとこだと思ってるわよ」

他の妖精達に比べて、若干知的で大人な印象を受ける妖精1。
反町の起用法には、何ら文句などは無かった。
ただ頭ではわかっていても、完璧に納得をするという事は出来ない。

反町「……とにかく、腐らないでくれ。 この試合、お前も出番が回ってくる可能性があるしな」
妖精1「ん……。 まあ、準備はしておく。 頑張ってね」


0ch BBS 2007-01-24