※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】


[841]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/23(土) 21:35:54 ID:???
反町と静葉の会話に割って入ってきたのは、蛍の妖怪リグル・ナイトバグ。
彼女の話によると、リグルとヤマメとはそれなりに親交があるらしい。
虫の妖怪同士、色々と通じ合えるものがあるのだろう。

リグル「といっても、あいつは基本的に地底に篭ってるから、あまり会わないんだけどね」
反町「地底……そうか、彼女達も地底に住んでる妖怪たちなのか」

いつの日か、幻想郷には地底に住んでいる者もいるという話を聞いた反町。
一体地の底にいるという妖怪はどんな姿をしているのだろうと、ある種恐々としていたのだが。
見てみれば、別段リグル達ともそう変わらない姿をしている。

反町(……しかし、なんだってこんなにも女性が多いんだろうな。
   男の妖怪とか、いないんだろうか?)

新たな疑問を持つ反町を尻目に、静葉は更にヤマメの横にいた少女について解説を始める。

静葉「彼女はキスメ。 釣瓶落としの妖怪よ。
   ああやって常に桶に入っていて、そこから出た姿を見た者は誰もいないと言われているわ」
反町「……あれで、サッカーが出来るんですか?」
静葉「ええ、ぴょんぴょん跳ねてね。 ただ、やっぱりドリブルやパスなんかは苦手みたい。
   その変わり、桶の強度を生かしたブロックやパスカットが得意よ」
反町(桶の強度って反則じゃ……。 いや、今更だな……)

幻想郷のサッカーは反町達がいた世界のものとはまるで違うのだ。今更突っ込みは野暮というものだろう。
そう思いながら、反町はヤマメの横にいる桶に入った少女――キスメを見つめるのだった。


0ch BBS 2007-01-24