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【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】


[949]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/24(日) 20:57:52 ID:???
>B.「リグル……もう、戻れ」 リグルに退場をするよう促す。
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リグル「うぐっ……うぅ……」

反町に声をかけられ、リグルは思わず言葉を失った。
彼女とて、今更判定が覆る訳が無い事くらい知っている。
しかし、それでもこの退場という判定には頷く事が出来なかったのだ。
今日の試合に退場すれば、次の公式試合には出場停止となってしまう。
つまり、明日の騒霊楽団戦には出場できなくなってしまうのだ。
FWの専門である反町とリグルの内、一人でも欠けてしまえばオータムスカイズの攻撃力が一気に落ちてしまう。
リグルとて、騒霊楽団には勝ちたいと思っている。
決して彼女も、我侭な人間……もとい、妖怪ではないのだ。
チームの為に、役に立ちたいという気持ちは少なからず持っている。
だからこそ、今日ここで退場をする訳にはいかなかったのだが……。

反町「……判定は絶対だ。 ここは、俺達に任せておけ……」
リグル「…………」
静葉「リグルちゃん……大丈夫、絶対に勝ってみせるわ……」
穣子「それより、ここで問題起こされる方が問題よ。 ……後は私達に任せなさい」
リグル「……ごめん、皆」

ここで問題を起こす訳にもいかない。
リグルは俯き、表情を見せないまま頷くと……。
そのまま通用門を通り、外へと出て行ってしまった。
退場処分を受けた者は……ベンチに残る事すら、許されないのだ。

※リグル・ナイトバグが退場処分を受けました。
 次の公式戦には出場が出来ません。


0ch BBS 2007-01-24