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【三人の】森崎in異世界4【音波兵器】


[889]キャプ森ロワ:2009/06/27(土) 01:35:53 ID:yZdH17uE
ギリアム「…正直腹立たしいからさ…君がやっている事は、この試合に関わっている全ての人達を
冒涜している!」

光太郎「俺が皆を冒涜している…?」

ギリアム「それはそうだろう…俺達ロンド・ベルは本気で試合をやっている。そしてそれは君達の
チームとて同じ事だ…なのにそれを自らのエゴで本気を出さない者がいる…そしてその様で君は彼らに何と
申し開きをするつもりだ?」
そこまで言ってギリアムはオールスターズのベンチの方へ顔を向ける。そこには今日のスタメンではない
透や真里、リンダ、チキらが必死でチームを応援している姿が目に映る。その姿と、ギリアムの言葉を受けた
光太郎はまるでハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた。

光太郎(…そうだ…そうだった…この試合…俺は彼らを差し置いて試合に出ているんだ…そして
当たり前だが…皆も相手もこの試合に勝とうと必死になっている…なのに俺は…俺だけはこの力を
使いたくないという自分勝手な理由で変身することを躊躇っていた…皆に対しても、本気で向かってくる
相手に対しても俺のやっている事は最低な行為だった…)
そして一瞬だけ顔を俯かせた後、すぐに気を取り直すと、

光太郎「ギリアム…礼を言わなければならないようだな…俺は取り返しの付かない事をするところだった…」
そこに浮かぶ表情はギリアムも良く知っている南光太郎という真っ直ぐで精悍な顔つきの表情だった。
それを見たギリアムは満足そうな表情を浮かべ、

ギリアム「フッ…礼ならば言う必要は無い…こちらとて本気のお前達に勝って決勝と行きたい所だからな…
(それにこの程度の事でお前達にした事の償いには…ならんさ…)それでは健闘を祈る…光太郎」
と言い残し自らのベンチの方へ踵を返す。

光太郎「ああ!(ん?…あいつに俺は名を名乗ったか?)」
自分の名を呼ぶギリアムに一瞬だけ引っ掛かりを覚えるものの、

ジャンクマン「まったく敵ながら変な奴もいたもんだ…それよりもアニキそろそろ試合再開するみたいですぜ」
ジャンクマンの言葉に二人とも慌ててポジションに戻った。


0ch BBS 2007-01-24