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【ビーバー】ラインライダー滝第一話【独り立ち】


[103]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2009/05/28(木) 22:22:03 ID:NLcPFgEk
A:道場破りだ

天道「お婆ちゃんが言っていた。自分に溺れる者はいずれ闇に落ちるってな。俺は自分の実力をしっかりと把握する必要がある」

 鍛錬で流した汗を拭うと、天道は着流しを着て家の外へと出て行った。


 そして、外出した天道がたどり着いたのはとある高層ビルだった。どうやら「スクラッチ」という名前のスポーツメーカーのようだ。
 天道は特に気にする様子もなくビルの中に入り、エレベーターでとある階へ向かった。
 社員チェックなどもあったはずなのだが、天道が素通り出来たことに深く突っ込んではいけない。
 そしてエレベーターから降りた天道が見たものは、六人の人間と一匹の猫だった。
 ただし、猫は人間サイズな上二足立ち、服も着ているという一見着ぐるみのような外見である。

???「っ!? 何だお前は!」

 天道の存在に気がついたのか、青い服を着た男がそう言って身構える。
 それを見た他の面々(除猫)も戦闘態勢を取る中、おもむろに天道は右手の人差し指を天に掲げた。

天道「俺は天の道を往き、総てを司る男。ここへはそうだな……道場破りに来た」
???「まいったぜ。自信満々でとんでもないこと言いやがる」
???「それよりもどうやってここに? ちゃんと入り口で社員チェックだってしてるのに」

 紫の服を着た男が右拳を額に押しつけ、黄色い服を着た女が不審げに尋ねる。

天道「お婆ちゃんが言っていた。この世に俺の道を阻むものは存在しないってな」
???「わけわかんねえこと言いやがって! 俺が相手になってやる!」

 血気にはやって白い服を着た男が天道に襲いかかろうとする。それを赤い服を着た男が制止した。

???「ケン待て! こいつゾワゾワじゃねえ……」

 その言葉に一同が落ち着いた所で、おもむろに猫が喋り始めた。


0ch BBS 2007-01-24