【ビーバー】ラインライダー滝第一話【独り立ち】

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[300]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA ：2009/06/03(水) 21:34:32 ID:Wvhp/j9Y
滝（何というか……実に言葉にしがたい）

　図書室の入り口から女子生徒を物色していた滝は、
見る娘見る娘が軒並み平均以下（▼ラインライダー滝内でも、容姿の平均は7です）な現実に肩を落とした。

滝（てか二番目に見た娘に至っては殆ど怪人じゃねえか！　てか怪人だろあれ！）

　二番目の娘を凝視する滝。と、目が合いそうになったので慌てて目を逸らす。

滝（やっぱ人生そう上手くはいかないもんなのか……って、ちょっ！？）

　滝が目を逸らした先にいたのは、辞書を取り出そうとしている眼鏡をかけた三つ編みの美少女だった。

滝（うおおおおおおっ！！　居た！　俺の理想の文学少女！！）

　思わずその少女に向かって駆け出そうとする滝。と、彼の中の天使がそれを制止した。

天使『待つんだ滝！　そんな欲望に忠実に従っても人生上手くいかないよ！』

　そんな滝の頭の中に、今度は悪魔が姿を現す。

悪魔『へっ、ここで合ったのも何かの縁だろ、話しかけちまえよ』
天使『何を勘違いしてるんだこの悪魔！　僕は本能のままに動いても上手くいかないって言ってるんだ。
　　　まずは好感度を上げて、襲うのはそれからだって言ってるんだよ』
悪魔『おまっ、何平然と襲うとか言ってんだよ。男女の付き合いってのはもっとこう清く美しいものであってだな……』
天使『ウブな悪魔め、そんなんじゃ人生楽しめねえよ。女ってのは襲うために……』

滝（だぁーーーーー！　ここでそういう発言をするんじゃない！）

　頭の中の天使と悪魔を追い払い、滝は思案する。

滝（よし、落ち着いた。それじゃあ冷静に話しかける女の子を決めるとしよう）

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0ch BBS 2007-01-24