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1- レス

【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】


[230]2 ◆vD5srW.8hU :2009/06/15(月) 01:05:25 ID:rQozW5FN
更にサンタマリアの存在が彼を悩ませた。同じMFでもゲームメイクの腕がまるで違う。
それはカルロスと言う自分よりも格上の選手を使いこなす為に苦難した年数の差だった。

しばらくしてジェトーリオは軸となる選手が居なかったDFに追いやられた。
だがジェトーリオはディフェンスの腕前は並であり、とても際立った働きは見せられなかった。

このままだとフラメンゴに居られなくなるかも知れない。やっと栄光を掴めると思ったのに…
そんな悩みを抱えながらリオの商店街を歩いていたある日、彼はスリに会った。

服を掴まれ動きを止められた隙に懐のサイフを奪われ、犯人が走り去る。
ジェトーリオは初めは「泥棒だ!あいつを捕まえてくれ!」と叫んだが、
誰も追いかけてくれなかった。だから自分で追いかけた。必死に走ったが
距離が縮まりそうにないと悟った瞬間、彼は石を犯人の膝裏めがけて投げつけた。
それは物の見事に命中し、犯人は足を折る程の勢いで倒れた。

サイフを取り返したジェトーリオは最初は罪悪感がいっぱいだった。
だが犯人がやってきた警察に自分が被害者だと言わんばかりの態度を取り
スリではないと主張しだした時、彼の心は急速に冷えだした。

ジェトーリオ「なんだよ、真面目にやってる奴がバカ見る世の中なのか…」



次の日のフラメンゴの練習場、審判の目を盗みながら反則を繰り返し、
それを咎められてもヘラヘラ笑うだけの彼の姿があった。

〜回想シーン終了〜


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