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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】


[483]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/08(水) 23:44:02 ID:UZPekYRf
思いもよらぬ事を言われたのか、カルロスは大げさな程にのけぞった。
すかさず森崎はチャンスと見て畳み掛ける。

森崎「お前の名前はアーサーか?違うだろう!チームメイトにアーサーと言う名前の奴が居るか?違うだろう!」

カルロス「!」

森崎「どれ程多くのサポーターに支えられようと、どれ程の名監督に指揮されようと、
どれ程凄い師匠の教えを受けようと!結局フィールドの上で戦うのは己とチームメイトだけだ!」

カルロス「!!」

森崎「自らの未熟さを自力で補おうとせずフィールドの外の存在に頼る!だからお前は弱いんだよ!」

カルロス「!!!」

森崎はビシィと人差し指を突きつけ高らかに糾弾した。
その甲斐あってかカルロスはガクリと片膝を地につき俯きだす。

森崎「(フッフッフッ、信じる物を失くせ!メンタルコンディションに爆弾を背負え!
そのまま周囲の期待を裏切るしょぼいプロデビューを果たせ!そして没落していけえ!…あれ?)」

しかしセコい企みを試みた森崎の期待とは裏腹に、
カルロスは目をギラギラと輝かせ止める間も無く森崎の両手をガシッと掴んだ。

カルロス「初めてだ…」

森崎「は?」

カルロス「アーサーの存在を認めてくれたのはお前が初めてだ!」


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