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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】


[524]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/11(土) 11:11:52 ID:c4w5MDRo
そして夜が開け、昼がやってくる。どれだけ重大な出来事が控えていようと、時の流れは常に公平である。

パルメイラスもサンパウロもそれぞれの練習場で決戦に向けた最後の練習に汗を流す。
そしてあっけない程簡単に夜がやってきた。

この晩、森崎はホテルのフロントの電話を使って実家に電話をかけていた。

森崎「もしもし、俺だよ。一人息子の声忘れんなよ!あ〜悪かったな筆不精で。でもこの前書いただろ?
うん、それがだな。そろそろプロになれそうなんだ。明日でっかい大会の決勝戦でさ。
もう俺大活躍中!いや、ほんとだって。5試合して無失点なんだぜ?は?何言ってんだ?
ちょっと待て、無得点と無失点を間違えるなよ!無失点は良い事!無得点は悪い事!
ったく、息子が日本代表なんだから少しはサッカーの事勉強してくれよ。あん?もう間違いないよ、
俺は出世ルートまっしぐらなの!将来は日本代表の正GK間違いなしだぜ!なんせプロになった
日本人選手なんて数える位しか居ないからな。GKでは俺が最初なんだぜ?
そうそう、プロになってたっぷり稼いだら旅行に連れてってやるよ。何処が良い?え、熱海?
そんなんで良いのか?ハワイだってパリだって行けるんだぜ?…おいおい、今どき外国怖いって…
あーわかったわかった、白い米が無いと駄目なんだな。それはちょっと分かる。
おっといけねえ、代金が高いんだった。そろそろ切るぞ。うん、うん、分かってるよ。んじゃまたな!」

ガチャッ。

久々に親の声を聞き機嫌を良くした森崎はフロントからラウンジに歩いていった。
そこにはチームメイト達がスナックを買ったりテレビを見ていたりとめいめいに試合前の憩いを楽しんでいた。
より正確には皆楽しもうと必死になっていたと言うべきかも知れない。誰もが何時もより固い表情になっていたのだ。

ネイ「よっ。今度は何処の彼女だったんだ?」

森崎「俺の親だよたわけ。まさか俺の母親にまで粉かける気じゃねえだろうなてめえ?」

ネイ「う〜ん…30歳以下なら考慮するけど…」

森崎「40超えてるぞバカ。第一お前が義理の父親なんて想像もしたくねえ」


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0ch BBS 2007-01-24