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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】


[529]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/11(土) 16:55:49 ID:c4w5MDRo
ドスドスと足音荒く自室に戻る森崎。そんな彼の後姿にチームメイト達はニヤニヤ笑いを堪えきれなくなった。

ネイ「俺は天才なんだ、それが当たり前なんだ、って言う態度ねえ…しかも弱い奴は当然の様に見下す。
まるっきりモリサキの事じゃないかよ。モリサキが天才と言えるかどうかは議論の分かれる所だけどさ」

トニーニョ「ポイントは”中途半端な善人”の部分だな。モリサキの事を善人と評する者はまず居ないだろう。
最初から開き直ったタイプだと認識されていたら、裏表がある偽善者だと反発を食らう事も無い」

サトルステギ「でもさー、大抵の天才タイプってそんな感じじゃん?居るんだよ、アルゼンチンに
ファン・ディアスって奴が。俺が天才ファン・ディアスだ!な〜んて自分で言っちゃうんだぜ?」

パルメイラスメンバー「うわ、似てねェ!」「お前だってアルゼンチンのエースストライカーを自称してるだろ!」
「まあ俺達だってレベルの低いクラブに移籍したらそういう態度を取ってるって見られるだろうな」



自分がチームメイト達の笑いの肴になっているとは露知らず、森崎は自室のベッドで横になっていた。
さっさと眠ってしまいたいのだが彼の頭はどうしても翼の事を考えてしまう。

森崎「(あいつを初めて見たのは修哲小と南葛小の対抗戦の時だっけ。確か若林の腰ぎんちゃくを
やっていた不愉快な時代だ。だから最初は若林に恥をかかせた翼に喝采を送ってたんだっけ…
それが南葛SCでチームメイトになってから、だんだんウザさが目に付いてきたんだった。
ボールは友達だの日本をワールドカップで優勝させるだのほざくのはまだ耐えられたが、
俺は天才なんだから勝って当然、俺に出来ない事なんて無いって馬鹿面はいっつもぶん殴ってやりたかったぜ)」

森崎は翼への嫌悪が積み重なっていった経緯を回想しながら寝返りを打った。
自分の傲慢な態度や言動、数々の姑息な裏工作や身勝手な奇行は
全く省みない辺りが彼らしいと言えよう。


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0ch BBS 2007-01-24