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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】


[546]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/13(月) 13:31:52 ID:u5EQ8NDH
ストラット「そんな俺に戻ってこいと…ミアータ!そんな事を言ってはダメなんだ!」

ミアータ「どうして…?」

ストラット「もう俺の事なんか忘れてくれ!それが俺が君に出来る精一杯なんだ!
自分でも酷い男だと思う。だけどもう俺はイタリアに戻る事も君と一緒に居る事も出来ないんだ!
怖いんだ!もう俺は誰に憎まれても構わない、憎まれるのは怖くない!
大切な仲間達を、愛する君を!これ以上傷つけるのが怖くて堪らないんだ!」

ミアータ「…ウソよ」

ストラット「ウソじゃない!」

ミアータ「だったらどうして貴方の腕はこんなに強く私を抱きしめているの?」

ストラット「なっ…!?くっ!」

ストラットの腕は本人の意思を裏切り、ミアータの腰を手放そうとしなかった。
ミアータに指摘され自覚しても尚彼の腕は言う事を聞かない。
せめても抵抗に首と肩を反らし彼女から離れると、何かがちりんと音を立てた。
それは彼女が首から下げているネックレスに加工されたメダルだった。

ストラット「…これは…!」

ミアータ「ええ、貴方が14歳の時初めて全国リーグで得点王になった時のメダルよ」

ストラット「今でも…持っていてくれたのか…」

ミアータ「お風呂の時も寝る時も肌身離さずよ」


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