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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】
[547]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/07/13(月) 13:32:34 ID:u5EQ8NDH
ストラット「何故そこまで…」
ミアータ「だって…約束してくれたじゃない。今は無理だけど、後5年以内にプロになって
ガンガン稼ぐから前払いだって。最初の契約金でスイス旅行に行こうって…言ってくれたじゃない…」
ストラット「俺は…俺、は…」
時の流れを水に例えるのならば、その水にどれだけ晒されても錆びず色褪せない思い出もある。
ふとストラットは底なし沼の中からミアータの姿をした天使に手を引かれ、何処か高い所へ連れて行かれる感覚に陥った。
ミアータ「あの時の約束から、3年と9ヶ月…ワールドユースまで後1年と3ヶ月だよ…」
ストラット「!!」
暗闇しか見えなかった彼の目の前に細く小さい、だが強く輝く光が一筋差し込んだ。
彼は今、自分が何をすべきかを考えなくなった。代わりに、自分が何をしたいかを考える様になった。
ストラット「………まだ、約束は守れるんだな(もう、逃げなくて良いんだ。逃げちゃダメなんだ)」
ミアータ「ええ…!」
ストラット「分かったよミアータ。俺はイタリアに戻る。イタリアユースに参加し、ワールドユースで得点王になってみせる!
そうすれば複数のビッグクラブが小切手を片手に俺の下に駆けつけてくる…間に合わせてみせるよ、絶対!
(何を迷っていたんだ俺は。簡単な事じゃないか…俺は逃げない。逃げたくないんだ!)」
ミアータ「………お願いね。ブラジルに来るだけでも凄くお金がかかったから…」
ストラット「ハハハ、借りは多いな…」
二人は笑った。泣きながら笑った。やっとみつけた救いを得て。
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0ch BBS 2007-01-24