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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】
[564]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/07/14(火) 07:28:31 ID:cSvAppsH
翼「(どうかしているな、俺。確かに皆の言う通り張り詰めている)」
売店でミネラルウォーターの瓶を買った翼はそのまま封を切る事も無く棚に並べられた
新聞や雑誌をぼんやりと眺めていた。どれもこれもリオカップの特集が組まれており、
表紙や一面にデカデカとサンパウロとパルメイラスの選手達の写真が使われている。
翼「(余計な事は忘れてさっさと寝たいな。ストラットの様子でも見に…?)」
ミアータ「だからパパはもうかんかん。言い包めるのには苦労したわ〜」
ストラット「そ、そうだろうな。俺も、侘びを入れに行くよ…(ま、まだ続くのか〜…)」
勿論そんな物を見ていては心が安らぐ筈が無い。何か気を紛らわすのに
ちょうど良い物は無いかと翼が考えた矢先、ミアータとストラットの声が廊下から響いてきた。
顔を廊下の方に向けた翼は予想外な光景を目にする事になった。
ゆっくりと歩きながら話している二人は笑顔だった。しかしミアータの笑顔は
柔らかいのに何処か不気味な物であり、逆にストラットの笑顔はヘビに睨まれた蛙が
必死に愛想笑いで媚を売っている様な見るからに情けない物だったのだ。
ストラット「そ、そうだ!学校の方はどうなんだ、皆元気か?(話題そらせ話題!)」
ミアータ「う〜ん、分からないわ。16の頃から働いて旅費を貯めていたから…皆ともすっかり疎遠になっちゃった」
ストラット「…す、すまない…俺のせいで…(やぶ蛇だったーっ!!)」
ミアータ「良いのよ、こうしてもう一度貴方と一緒に居れるのが一番大事なんだから」
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0ch BBS 2007-01-24