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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】


[571]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/14(火) 23:51:35 ID:cSvAppsH
そして決戦の朝…
とあるホテルのフロントで今後の森崎と翼に小さくない影響をもたらす出来事が起きていた。

賀茂港が見守る中、片桐陽子が国際電話をかけていたのだ。

陽子「もしもし。以前お話した片桐陽子よ。お久しぶり。貴方の活躍はここブラジルにも届いているわ。
今季のリーグ戦では開幕から1位を独走中なんでしょう?トップチーム昇格も時間の問題って聞いているわよ。
あ、はい。用件は森崎くんと翼くんの事よ。以前頼んだでしょう?この二人の対決が起きそうな時は
知らせて欲しいって。今日、彼らが直接対決するのよ。それもブラジルのプロ候補生達の
サバイバルトーナメント、リオカップの決勝でね!…そう。いよいよ彼らのどっちが上か分かるのよ。
今から6時間もすれば結果が出ているだろうから、その時また電話するわ。それじゃ失礼!」

ガチャン。

陽子「相変わらずそっけないなあ。女の子相手なんだから少し優しくしてくれても良いのに」

賀茂「あいつは由緒正しい家柄のボンボンだろ?女には警戒しろって子供の頃から躾けられたんじゃねーの?」

陽子「私、別にそういうつもりは無いんですけどね。仕事が大事だから恋愛もする気無いし」

賀茂「(半ば家出状態とは言え片桐グループの令嬢がそんなんでいいのかねえ)んで、なんつってた?」

陽子「お世辞は良いだの、そうかだの、待っているだの、それ位しか言いませんでしたよ」

賀茂「なるほど、本音を語るつもりはねえんだろうな。若林源三らしいぜ」


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