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【天才と】キャプテン松山11【凡才と】
[131]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2009/05/29(金) 23:57:18 ID:???
松山「え、あの、ちょっと待ってくれないか? ……ごめん、もう一度言ってくれません?」
阿求「一度言ったからには何度でも! 私、前々からずっとサッカーに興味があったんです!」
瞳を潤ませると同時に輝かせて阿求が身を乗り出してきた。
その情熱に圧倒されかけながら、足元に猫がいるので後退はせず、努めて冷静に考える。
松山「(落ち着け。クールに考えろ。まず稗田さんはここ当主で、組合の事務局で働いてる身だ。
サッカーに関わる事も多い。そこから興味を持って自分もやりたくなった……うんうん自然だ)」
思考に割いた時間も僅かで、松山は阿求を見た。まだ興奮も露に、胸元で手を重ねている。
松山「い、いいんじゃないかな? サッカーに興味があるなら試しにでも……」
霊夢「どんな変心か知らないけど止めときなさいよ。幻想郷縁起の編纂があるでしょ?」
肯定と否定が同時だった。
阿求は反応に困って、松山と霊夢の顔を交互に見るように視線を泳がす。
しかし困ってるのは松山も同じだ。この中で自分だけは、稗田家の事情が判ってないというのもある。
松山「(どうすればいいんだ……? ていうか人里についてお話してたんじゃなかったっけ……?)」
ここでの発言は、稗田阿求の分岐点か、運命の分かれ道か……ともかく大きな何かを左右する。
熟考してもきっと纏まらないと判断して、松山は勢いのまま阿求に向けてこう伝えた!
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0ch BBS 2007-01-24