【天才と】キャプテン松山11【凡才と】

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【天才と】キャプテン松山11【凡才と】

[323]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2009/06/03(水) 23:18:52 ID:???

Ａ　早苗

メンバー全員を見て、誰より真剣に頑張って見えたのは、東風谷早苗だった。
もうすぐ何の縛りもなく試合に出られる。準決勝と決勝には出たいとそんな強い気持ちがあるからだ。

松山「(東風谷さん……あんな事にはなったが……)」

頑張ってる人には報われて欲しい。
松山はただそれだけ思って、自然と早苗に声をかけていた。
練習を続けてた早苗が、振り返る。

早苗「松山君……私に何か用ですか……？」

それまで練習に励み熱心だったのが、途端に冷たく凍てつくように変わった。
喉から声が出せなくなるかと思ったが、なんとか振り絞る。

松山「っ……これから東風谷さんの練習を見ようと思ったんです」
早苗「それはキャプテンとしてですか？」

はい、と震えを消して強く頷く。
そんな松山に、気付いても今回は見守っていた神奈子と諏訪子、フライハイトの表情が明るくなった。

早苗「そうですか。わかりました。練習お願いします。……キャプテン」

やっぱり表情は暗いまま、だけど早苗は確かに受け入れた。

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0ch BBS 2007-01-24