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【天才と】キャプテン松山11【凡才と】
[92]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2009/05/29(金) 00:37:00 ID:???
そうして、霊夢の後を追ってしばらく歩くと……
松山の眼前に、それまで実際には見たこともない立派な屋敷があった。
その大きさと威容に、松山は暫く息をするのも忘れるくらい圧倒されてしまう。
霊夢「さっさと入りましょ。突然だけどきっと歓迎してくれるわよ」
松山「あ、じゃあ、ご、ごめんください……って!」
何ら臆す様子もなく、霊夢は素のまま門を潜り中へ入って行く。
追いかけると、屋敷内の広い庭に出た。何匹か猫が放し飼いされてて、擦り寄ってきた。
松山「(由緒正しい名家のお屋敷、だな。一体いくつ部屋があるんだろう……)」
考えるとくらくらしてくるので、黙って庭の景色を眺めてると
そんな松山に、いや正確には彼の隣にいる霊夢に、誰かが声をかけてきた。
???「博麗の巫女? それに……お連れの方でいらっしゃいますか?」
育ちの良さを感じさせる涼やかな声に、松山は僅かに身を硬くして、声のした方を向く。
紫の髪に綺麗な花飾りをつけた……女の子が立っていた。
表情は明るいが、どうしてか儚げな雰囲気を纏う女の子に、霊夢が挨拶し、松山も慌てて挨拶する。
阿求「はじめまして。御阿礼の子、稗田阿求です。今日はどんな用向きで?」
松山「(こ、この子が、ここのお屋敷のお嬢様、かな……最初はどうする?)」
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0ch BBS 2007-01-24