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【閃光少年】幻想のポイズン5【騒霊少女】
[885]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/06/30(火) 22:47:44 ID:???
反町の驚きの声に、メディスンは小さく頷いて返した。
そういえば確かに先ほどまでの練習ではメディスンは普通の行動ばかりを取っていて、必殺技などは使用していなかった。
にとりの水を纏うブロックや橙の常識はずれなシュートのようなものを持っているのかと判断した反町は。
ならばそれを見せてくれといい、メディスンにボールを渡した。
メディスン「それじゃあ、ドリブルするから……タックルに来て」
反町「よし、わかった」
メディスンの指示に反町は素直に頷き、ドリブルをするメディスンへとタックルを敢行する。
しかし、メディスンは決して静葉の落葉ターンのような派手な動きも。
ミスティアの鳥目ドリブルやパルスィのグリーンアイドモンスターのような特殊能力も使わない。
一体どこが必殺技なんだろうと訝しんでいると……不意に、メディスンの全身から禍々しい紫色の粉が飛び出した。
反町「っ!?」
反町は慌ててその粉を回避しながらボールに触れ、メディスンのドリブルを止める。
メディスンは小さく舌打ちをし反町を睨んでいるが、反町としてはその反応に腹を立てている場合ではない。
反町「……今のは何だよ、メディスン」
メディスン「別に……ただの、スーさんの毒よ。 当たっても、少し体力が減るだけ。
これを使うと、皆は毒を回避するのに気を取られてタックルが散漫になるし。
毒は目晦ましにもなる。 それに、普通に回避したくらいじゃ毒は当たるし、体力が削れれば試合だと有利に動くもん……」
反町「…………」
その後も、メディスンはタックルで同じような事をやり、またもや反町がその毒にあたらなかった事に不満そうにしていた。
メディスンの持つ技はこの二つだけのようで、それらを見せたメディスンはため息を吐きつつベンチへと帰っていく。
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0ch BBS 2007-01-24