※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【最初っから】城山正の挑戦13【クライマックス】


[378]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2009/07/16(木) 23:33:54 ID:iWvTN8/M
白鳥「ワンッ!ツーッ!……スリィッ!」

そり投げた姿勢のままブリッジを崩さず自らスリーカウントを取ってから立ち上がる白鳥。
見下ろせば気を失ったさっちゃんの口から何か白っぽいものがにょろんと出ている。
ノーザンライトスープレックスの衝撃で体内から出てきたのだろう。

白鳥「あんたがさっちゃんを操っていた奴?出てきなさい。さっちゃんから出てきなさーい!」

それを今だ金色に輝く手でつかむと引っ張り出すべく、渾身の力で手繰る。

狐狗狸さん「うぐぐぐ。まだじゃ、まだこの娘は離さんぞ……」
白鳥「くっそー。しぶとい奴!こうなったら……」

一旦狐狗狸さん本体から手を離すと、さっちゃんの両足を脇に挟んで持ち上げる。

白鳥「さっちゃんごめんね。でも、これで一緒に帰れるよ!そぉれっ!」

腰を入れてさっちゃんの身体を持ち上げるとその場で回転を始める。

白鳥「いぃぃちっ、にぃぃいっ!さぁぁぁんっ!……」
狐狗狸さん「うおおお、目が、目が回るぅっ!アァァ……」

回転を始めて十数回。白鳥のほうも目が回り始めた頃、狐狗狸さんはさっちゃんの口から吐き出され
遠心力にしたがって廊下の壁にべちゃりと叩きつけられた。

白鳥「……!やった!やったよ、さっちゃん」

壁に沿って落下していく白い物体を確認すると回転を弱め、さっちゃんをやさしく着地させる。
多少おぼつかない足取りで白い物体に歩み寄る。
それは良く見るとふさふさの毛をした小動物のようだった。


0ch BBS 2007-01-24