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【最初っから】城山正の挑戦13【クライマックス】
[379]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2009/07/16(木) 23:34:00 ID:iWvTN8/M
近づいてみるとそれは白い子ギツネだった。
目を回しているのか、壁にぶつけたときに打ち所が悪かったのか子ギツネは目をまわして起きる気配はない。
おなかがわずかに上下していることからまだ生きてはいるようだ。
白鳥「悪いキツネ……だよね」
さんざんっぱら怖い目や酷い目にあわされ、友達をも奪われそうになった相手だが、こうして勝利してしまえば
それはそれで処置に困ってしまう。
しかたなくそばに座り込んで、様子を伺っていると
さっちゃん「……う、う〜ん」
白鳥「あ、さっちゃん!」
廊下の真ん中に横たわっていたさっちゃんが目を覚ます。
ふるふると頭を振りながら上体を起こすさっちゃんの下に駆け寄る。
白鳥「さっちゃ〜ん。良かった〜」
さっちゃん「ナミちゃ〜ん。ありがとう、ありがとうね。
私、何があったか覚えているよ。危ない目にあわせてごめんね」
白鳥「ううん。いいの。さっちゃんが帰ってきてくれたから。さっちゃ〜ん」
廊下の真ん中で喜びあい、ぼろぼろと涙を流しながら手を取り合う二人。
喜びのあまり子ギツネから視線を離してしまった。
子ギツネ「しめたっ」
その隙を子ギツネは見逃さず、白光の矢となって白鳥の口へと飛翔する。
さっちゃん「ナミちゃんっ!」
咄嗟に悲鳴とも警告とも言えない声がさっちゃんから漏れる。
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0ch BBS 2007-01-24