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【最初っから】城山正の挑戦13【クライマックス】


[383]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2009/07/16(木) 23:34:10 ID:iWvTN8/M
と、さっちゃんの下へ帰ろうとしたとき、暗い空から一筋の光がスポットライトのように白鳥を照らし出した。
その眩しさに目を手で覆って光をさえぎる。

??「よくぞ我が眷属を懲らしめてくれました」
白鳥「だ、だれ!?」
??「我が名は荼枳尼天(だきにてん)。豊川稲荷の鎮守神なる者」
白鳥「……神様?」
荼枳尼天「まあそのようなものだ。此度は我が眷属のキツネが迷惑をかけ、すまなかった」

光に目が慣れてくるとその姿がぼんやりと輪郭を現してくる。
見事な毛並みの白狐にまたがり、首から複数の髑髏を通した首飾りを下げた姿は
神々しさと共に禍々しさも併せ持った、まさに神様と呼ぶのにふさわしいものだった。

荼枳尼天「そなたの友を思う心。真の友愛と受け取った。我からの褒美じゃ」
荼枳尼天の手から一際眩しい光が放たれ白鳥を包み込む。

荼枳尼天「我の未来を知る力の一部をそなたに授ける」
白鳥「未来を知る……力?」
荼枳尼天「これからも友を思う心、大切にするのじゃぞ。さらばじゃ」
白鳥「ダキニ様?」

荼枳尼天はまたがった白狐の首筋をひと撫ですると光の中へ帰っていく。
それをぽかんと見上げたまま見送り、暗くなってきた校舎裏に一人取り残される。

白鳥「……なんだったんだろう。ホントに神様だったのかな。
   化け狐がいるんだから神様もいるか。いるよね。うん」

自分が体験した不思議な体験に無理やり納得すると校舎で待つさっちゃんの元へ急ぐ。

さっちゃん「お帰り。山へ帰してきた?」
白鳥「うん。それでね帰りに神様にあったよ」


0ch BBS 2007-01-24