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【最初っから】城山正の挑戦13【クライマックス】
[384]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2009/07/16(木) 23:34:13 ID:iWvTN8/M
ランドセルを取りに教室へ戻る道中、今しがた起こったことをさっちゃんに話す。
さっちゃん「きっと本物の神様だよ。荼枳尼天って人がいつ死んじゃうかが分かるらしいし」
白鳥「ふ〜ん。でも人がいつ死んじゃうかわかるのなんてイヤだなぁ」
さっちゃん「たぶん、そんなに強い力じゃないと思うよ。きっと明日の晩御飯がわかるとか」
白鳥「お母さんに言ったらその通りになるもん」
さっちゃん「あはは。そのうちわかるようになるよ。ご褒美って言ってたんだから、いい事だよ」
白鳥「うん。そう思うことにする」
教室に戻ると机の上にハートの図形の中に50音を書かれた紙を見つける。
さっちゃん「……ごめんね。ナミちゃん。私がこっくりさんやろうなんて言ったから」
白鳥「ううん。大丈夫だよ。ちょっと怖かったけど……楽しかった。学校の七不思議いっぱい見られたし。
もうこっくりさんなんか怖くないし」
こっくりさんの紙をびりびりと破くと窓からまいてしまう。
白い紙ふぶきは舞い散り、風に吹かれて飛び去っていく
白鳥「さ、帰ろ。お腹空いたし」
さっちゃん「うん」
二人で並んで教室を出る。そのまま廊下を抜け下駄箱へ。そして昇降口を通り校門。
さっちゃん「今日は本当にありがとうね」
白鳥「うん。それじゃ、また明日ね。バイバイ」
さっちゃん「バイバイ」
手を振って別れ、それぞれの家路につく。太陽は既に沈みきり、夜の帳がおりていた。
家に帰ったら大目玉が待っているだろう。でもそんなことは気にならなかった。
大切な友達を失わずにすんだのだから。そしてその友達もきっと同じように怒られるのだから。
白鳥浪美子の拝み屋日誌〜第1話〜最終回:さっちゃんを連れ戻せ! 完
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0ch BBS 2007-01-24