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【最初っから】城山正の挑戦13【クライマックス】
[987]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2009/08/28(金) 00:36:54 ID:DSFYFxxg
美津乃「よしよし。今週の売上は振るわなかったけど大友中の学校指定を取れたのが大きいね」
電卓をたたき終え、帳簿を確認して美津乃はご満悦だ。
美津乃「後は残りが少なくなったサッカーのユニフォームを返品して新しいモデルにとっかえてっと」
帳簿を片付け、別の伝票を書き始める。
すでに時計は9時半を回り、お腹も空いている。だがこの辺のお店の経営周りのことは新平や城山に任せられない。
美津乃「……あーお腹すいた。新平も工学部なんかいかないで経済行ってくれれば役に立ったのかもしれないのに」
今頃家で提出用の論文を書いているであろう弟の悪態をつく。
美津乃「岩見君も頭はいいんだけど、来るかどうかわかんないんだよね。簿記かなんか取って定期的にきてくんないかなぁ」
最近不定期にやってくるようになった高校生に無理難題を突きつける。相手は全国屈指のサッカー選手だ。
美津乃「あとはシロちゃんか……」
いつの間にか毎日のように顔を出すようになった従業員(仮)のことを思い出す。
最初はどうなることかと思ったが、やらせてみれば可もなく不可もなくそつなく店番をこなしている。
週給10Kという薄給にも文句も言わず、イヤ、給料に関しては文句は言わないがそれ以外のカンに触ることは言う。
だが、しばいてもしばいてもやって来る。
美津乃「……シロちゃん私のことどう思ってるのかな……?」
伝票を書く手を止めて、ぼんやりと考える。
単に勤務場所としてなら他にもっと待遇のいい場所はある。実際他所で働いてきた話も聞いた。
暇つぶしならもっとつぶせそうな所もある。
一緒にご飯も食べに行ったし、異世界へまでも行った。
そんな特別なことじゃなくても、今日脱衣所で大声を出した時も駆けつけようとしてくれた。
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0ch BBS 2007-01-24