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【最初っから】城山正の挑戦13【クライマックス】


[988]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2009/08/28(金) 00:36:58 ID:DSFYFxxg
美津乃「……好き……なのかな……」

他に理由が見当たらなかった。
もしそうだとしたら?自分は?城山のことをどう思っている?

美津乃「……そりゃ……嫌いじゃないけどさ……」

伝票を書く手が止まり、ポーチから取り出した次元石を手で弄び始める。

美津乃「……悪い人じゃないんだよね。頭は悪いけど。頼りにならなくもないけど、私のほうが強いし」

次々に城山のいい所を思い出しては打ち消していく。
思考の沼にはまり込み動けなくなってそれなりの時間がたった。。
そんな底なしの沼から美津乃を引き上げたのは、他ならぬ美津乃自身。
正確には美津乃の腹の虫。
主の意思とは関係なく空腹を主張し、早急なる栄養補給を訴える。

美津乃「……よし、この問題は保留!ま、シロちゃんには日頃のご褒美として甘い物でも食べさせてやるか」

岩見からもらったデザートフェスタのチケットを思い出し、今度一緒に行こうかと考えたら、もう一度腹の虫が鳴いた。

美津乃「さっさと終わらせて、帰ろっと。クロも待ってるしね」

書きかけの伝票を雑に書き終わらせると、帰り支度を済ませると、空きっ腹をさすりながら戸締りを済ませ帰路に着く。

美津乃「あ〜お腹すいた。今日のご飯なんだろ」

普段より長かった残務処理にも関わらず、家路に着く美津乃の足取りは軽かった。


0ch BBS 2007-01-24