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【月は】キャプテン松山12【出てゐるか】


[1000]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/22(水) 18:17:30 ID:???

あれんじばあじょん


木公山「こんにちは射命丸さん。実は急いで話さなくちゃいけないことが……おっと」
射命丸「!?」

急に体勢を崩したように、松山(木公山)がつんのめり、射命丸の華奢な躯にのしかかるように倒れこむ。

そしてその手が。意表をつかれて立ち竦んだ文の白魚のような手をわっしと掴んだ。

木公山「ああ…なんという美しく白いおてて! いつもペンを握ってるのにこの滑らかな肌触りは……!
     これは頬擦りをしないわけにはいくまい!ああ、ああ…なんという至福の時…射命丸さん、俺様は」

木公山は欲望にまみれたとってもいい笑顔で、射命丸に感謝の念を伝えようと顔を上げた。
今だ夢心地の木公山の手で揉み込まれてる射命丸の手に、腕に、全身にぞわぞわっと鳥肌が生まれる。
1000年の長い時を過ごしてきた彼女とは思えない、絹を裂く悲鳴が社務所に響いた。

射命丸「い……いやぁああああっっ!!?」

無我のまま疾風の速度で放たれた蹴りが、木公山の顔面を直撃。
興奮の極地で既に垂れてた鼻血が空中に赤い帯を描く。その向こうに木公山は確かに目にした。
幻想郷の少女の中においても、前人未到の絶対領域を誇る射命丸文の秘密を……記憶に焼き付けた。

木公山「やった……俺様はやったぜ本人格! もう消え行く身ではあるが最後の光景がこれなら本望だ……!
    この記憶が俺様からの最後の贈り物だ! 大事にしやがれえええ!!」


>>984に続きます。今はこれと>>982が精一杯! お目汚し失礼しました。



0ch BBS 2007-01-24