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【月は】キャプテン松山12【出てゐるか】
[275]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2009/06/29(月) 22:19:06 ID:???
F 射命丸
控え室の一角で、今日も天狗の記者さんは誰かに根掘り葉掘り質問していた。
あまり話に行く機会がなかっただけで、控え室にいる彼女はいつもそんな風に振舞っていた。
松山が声をかけると、今日話を聞いてたメイドさんの片割れからあっさり乗り換えてくる。
射命丸「これは珍しい。さっき追い払った私めに何かご用ですか?」
松山「……根に持ってる振り、ですよね?」
射命丸「あやこりゃ手厳しい。(引け目を感じて口が軽くなると思ったんだけどな)」
松山の指摘に顔を伏せて悲しんだ天狗は、次の瞬間にはけろりとした面で遠慮なく近付いてくる。
紅樺色に近い瞳を寄せてくる。松山の内面を覗き込もうとしてくる。
射命丸「(誰かさん達の関心を強く集めたり……ここ最近で中心になってるのはこの子なのよね)」
松山「あの……離れてください」
射命丸「これは失敬」
少し松山が顔を寄せただけでも唇が触れ合いかねなかった距離。
そこからさっさと余韻も残さず、射命丸は距離を取った。
松山「(……誰も気付かなかった? いやこの人、自分を中心には据えないんだっけ)」
新聞記者として常に第三者の立場に自分を置いて、物事を俯瞰する。
そうやって事件を追いかけ、発行した新聞で捏造したり、大事にしたり新たな事件を起こしたりする。
しかし今。こうして向き合ってる射命丸には、松山に対して微妙に線を引いてる感じがした。
松山「(萃香さんのおかげ? 今なら厄介事にならないで色々お話できる……かも、しれない)」
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0ch BBS 2007-01-24