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【月は】キャプテン松山12【出てゐるか】


[69]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/06/23(火) 22:31:00 ID:???

静葉と距離が狭まる一瞬、妖夢の視界の端に、凄まじいスピードで戻るフライハイトの姿が映った。

妖夢「あの動きは!?」
静葉「余所見するとは随分余裕ね?」

静葉が、妖夢の視線が自分から外れたのを見て、そこでさらに死角になるよう動いてタックルにいく。
以前の妖夢からなら、そのタックルでボールは奪えてた……しかし。

妖夢「巧みです。が、力不足です!」
静葉「え……き、きゃあっ!?」

静葉のタックルを、すんでのところで集中を取り戻した妖夢は反転してかわす。
それでも追いすがる静葉だったが、妖夢の足腰は以前より強くなっており、吹き飛ばされてしまう。
サイドの攻防を制した妖夢はそのままライン際を駆け……クロスを上げられる空間まで切り込む。

カペロマン「なぁにやってやがる! 中盤が全員ボールと別の場所動いてどうすんだよ!?」

怒鳴り声は、戻って反対側で、鈴仙を警戒しているカペロマンから。
フライハイトも歯噛みする。先の先、攻撃重視でいく筈が、いつの間にか消極姿勢に回ってしまってた。
てゐにも、誰もプレスやカットに行かなかったことから、消耗もさせずにパスを通させてしまってる。

松山「(くそっ、裏目に出たか!? だけど永琳さんから離れるわけには)」
永琳「(……なるほど、ね)」

しかし後悔に費やす時間もない。自由に動ける妖夢は悠々とこの局面で最適の判断を選ぶ。



0ch BBS 2007-01-24