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【月は】キャプテン松山12【出てゐるか】


[971]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/21(火) 21:01:26 ID:???

松山「……でもやっぱり明日の試合は、レミリアさんのシュートをどう防ぐかだな」

こちらのキーパー事情はどう転ぶかまだ分からないが、レミリアさえ抑えれば、紅魔館の攻撃力はガタ落ち。
松山はそう言ったが……魔理沙はすぐには答えず静かに黙り込んでしまった。

松山「魔理沙さん、どうしたのさ」
魔理沙「あ〜〜〜、いや、その通りだとは思ったんだが、もしかしたらで懸念してることがあってさ」

魔理沙は胸中で、紅魔館に助っ人として招聘されたという藤原妹紅の姿を浮かべた。
妹紅でなくても、あの時点ならまだチームに引っ張ることのできた優秀なDFは幻想郷各地にいた。
もし、妹紅を選んだ真意が、『彼女』の精神の安定を図り、決勝の舞台に間に合わせることだとしたら……?

松山「魔理沙さん? 懸念してることって……?」
魔理沙「紅魔館には、まだ秘密兵器でもあるかもって話さ。それじゃこれにて失敬するぜ」

今度こそ引き止めるなよと、松山(とシャンハイ)に念を押して言い聞かせてから……
ポーチから一枚の紙片を取り出し、それを指先で弾いて、松山はあわてて紙を空中キャッチした。

松山「これは? ……レミリアさんの能力か!」
魔理沙「レミリアを抑えるには〜ってさっき言ってたろ? なら相手のことは知っとかなきゃだぜ」

素直に感謝の念を向ける松山に、魔理沙はあえてぶっきらぼうに対応して。
ちょっと話が長くなったと、幻想郷の空向こう……これから野暮用で訪れるある場所の方角を見やり……
高速飛行。見送る松山から、魔理沙の姿は遠く見えなくなった。



0ch BBS 2007-01-24