※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【毒人形は】幻想のポイズン6【毒を吐く】


[236]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/06(月) 21:37:52 ID:???
館の中は、正に華美という言葉が似合うような装飾を施されていた。
天井から下げられたシャンデリアに真っ赤な絨毯、他にも様々な装飾が辺りにちりばめられており。
更にそれらには塵一つついておらず、よく手入れをされている事がわかる。
反町が息を飲んでいると、不意に横からこれまた長い赤い髪を伸ばした女性がニコリと笑いながら会釈をしつつ反町達に近づいてきた。
ただ、反町が気になったのはその女性の頭についてある蝙蝠のような羽である。
思わず反町は突っ込みそうになったが、改めて考えるとリグルの触角や橙の猫耳も似たようなものの為、やめておいた。

小悪魔「はじめまして、私はパチュリー様の使い魔……小悪魔と申します。
    本日はパチュリー様とご面会をしたいとの事で、私がご案内をさせていただく事になりました」
反町「あ、どうも、反町 一樹です。 よろしくお願いします」
穣子「秋 穣子よ。 よろしく頼むわね」
小悪魔「はい。 それでは、図書館の方へとご案内します」
反町(う、うーん……この人も凄く礼儀正しい。 本当に悪魔の館なのか?)

困惑する反町だったが、あえてその疑問は口に出さず。
歩き出した小悪魔の後ろを穣子と共についていく。
正面玄関から入って左側の通路の脇にあった階段を小悪魔は下り、地下一階に下りたところで更にあった通路を歩いていく。
しかし、どうやら階段は更に下に続くものがあったようで、反町としては更に下に下ると何があるのかが気になった。

そうして通路を歩くこと数十秒だろうか。
すぐに重々しく、年代を感じさせるような扉が見えてきた。
反町達はそこで立ち止まると、小悪魔は改めて一礼をして失礼の無いように……と念を押し。
その扉を両手を使って思い切り力を込めて開いた。


0ch BBS 2007-01-24