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【毒人形は】幻想のポイズン6【毒を吐く】
[705]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/07/11(土) 21:55:34 ID:???
しかし、パワーシュートは違う。
パワーシュートは、単純に威力と破壊力だけを突き詰めたシュート。
このシュートを止めるには、軌道を読むよりも先に……その力に対抗するだけの力と身体が必要となる。
そして、古明寺さとりには――その華奢な体格から想像出来る通り。
パワーシュートを止められるだけの、強靭な身体は持ち合わせていなかった。
さとり(欠点に気づかれた様子は無い……ここは止める!)
大きく飛び上がったリグルを睨みつけながら、腰を深くして構えを取るさとり。
コースは把握した、後は単純にそれを押さえつけられるか否か。
緊張感がフィールドを包み込み、さとりは密かに唾を飲み込むが……。
ゾンビ妖精B「はぁっ!」
リグル「いっ、ええええっ!?」
リグルが大きく飛び上がりすぎていたのか、その一瞬の隙をついたゾンビ妖精Bが。
リグルキックを発動する前にボールに触れ、大きくクリアーをする。
その光景を見て観客達は騒然とし、リグルはただおろおろと着地をして辺りに視線を彷徨わせ。
さとりはほっと一息を吐く。
リグル「ち、ちち、違うよ! さっきのは私の本当の実力じゃないから! ちょ、ちょっと今日はお腹の調子が悪いだけなんだから!!」
反町「……戻るぞ、リグル。 チャンスはまだある」
リグル「ち、ちくしょー! 覚えてろー!!」
さとり(……何とかクリアーは出来たけど、少し危険ね。 彼女にはやはり三枚はマークが必要、と)
リグルの肩に手を乗せ、慰めるように言う反町とそれを受け取って泣きそうな顔になりながら戻るリグル。
二人の背中を見つめながら、さとりは早く点を欲しいと思い……。
クリアーされたボールの行方に、目を向けた。
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0ch BBS 2007-01-24