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【毒人形は】幻想のポイズン6【毒を吐く】
[758]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/07/12(日) 00:18:49 ID:???
>C.静葉さんと穣子の空中サッカーだ!
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反町「橙、静葉さんにパスだ!」
橙「えっ!?」
反町の言葉を聞いて、思わず橙は正気かと疑うような目線を送る。
反町のシュートもリグルのシュートも通用しなかったのに、キック力で劣る静葉に何故パスを?と。
しかし、反町が出していた手のサインを見て……その言葉の真意を把握する。
橙が頷くのを確認した後、反町は背後を振り返り同じく静葉と穣子にサインを送る。
それを見た静葉と穣子は一瞬驚いた顔を浮かべていたものの……すぐに頷き、二人並んで並走を始めた。
反町が出したサイン、それは秋姉妹に奥の手の空中サッカーをさせるというもの。
小さな大会の初戦、妬ましパルパルズ戦でしか使っていないその合体技はまだこの大会では認知されていないはず。
ならば不意打ちで使用して有利になれるはずだと反町は思うが……しかし。
当然ながら、反町のその思考はさとりには読まれている。
だが、それでもさとりは決して余裕の笑みを浮かべず……。
むしろ狼狽したように焦りを顔に出して、秋の姉妹を見つめていた。
さとり(空中サッカー……もし、それが騒霊三姉妹のものと同等のものだとしたら……!)
焦るさとりにはまるで気づかず、橙は一気にボールを秋姉妹の前方空高くに上げる。
このパスを見て観客達は一体何事かと騒然としていたが……。
オータムスカイズのファンである者達は、これから何が起こるかを予期していた。
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0ch BBS 2007-01-24