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【漢達の】キャプテン霧雨24【挽歌】


[809]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/07/22(水) 21:41:56 ID:???
片桐「やはり東邦が圧倒的ですね」

見上「そうですね(…しかし、翼のヤツめ。源三を差し置いてよくわからない選手と戦いたいなどと…)
    ところで、時折実況で名前が出てくる霧雨の選手とは、どんなものなのかね」

片桐の隣で、周囲の観客とは違い、冷めた視線で試合を見守る男。
かつて若林のコーチとして、一緒にドイツへ向かった見上 辰夫その人である。
今は、日本ジュニアユースの監督として就任している。

片桐「見上さんは、霧雨の試合はまだ実際にご覧にはなっていませんでしたか」

見上「他の試合も多く見ようとすると、中々に機会がなくてね。スコアは知っているのだが…
    実際にそこまでのチームか。運で生き残ってきた…ということはないか」

片桐「ビデオでもご覧になれば、きっと分かっていただけますよ。あの三杉、松山がいるチームの強さ。
    私見ですが、東邦や南葛とも間違いなくいい試合をしてくれるハズですよ」
    
見上「ほほう、翼贔屓の君がそこまで言うとは。しかし……その巨頭に引っ張られたチームではないのかね?」

片桐「………(ニコッ)」

見上「……なるほど。これで日本のジュニアユース大会の優勝も現実味を帯びてきたかな」

片桐「それはどうでしょうか」

そのチームを激賞していた片桐とは思えないその返しに、見上は少し驚いたように視線を返す。

片桐「……彼女らが、日本のジュニアユースチームに来るか。それは、別のような気がするもので」



0ch BBS 2007-01-24