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【下克上等】幻想のポイズン7【蒲公英杯】


[294]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/18(土) 19:32:13 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

先ほどからの守りを計算に入れれば、これで合計三連続でこいしの攻撃を防いでいる事になる穣子。
当然ながらこいしの実力を知る観客達は騒然とし……また、穣子の好守に対して歓声を上げる。
着地をした穣子はその歓声を聞きながら小さくガッツポーズを取るが……。

穣子「あら?」
にとり「っ!? 大丈夫かい!?」

体が急にブレ、倒れこみそうになったところを慌ててにとりに支えられる。

穣子「あちゃ……どうも、ちょっとはしゃぎすぎたみたいね。 ちょっと、立ってるのもマジで辛い」
にとり「ああ、お前さんはよくやったよ穣子。 本当に、値千金の守りさ。 立つのが辛いなら攻撃の間だけでも少し休んでな」

この試合、穣子の二度の奮闘がなければ反町へのラストパスもなかった。
それを考えるだけでも、穣子の功績は素晴らしいの一言で片付けられるものではない。
そして今また、穣子はオータムスカイズ失点のピンチをその得意のパスカットで救ってみせた。
得点を取った反町に目がいきがちになるが、この試合影の殊勲者は間違いなく穣子である。

二度の必殺パスカット、そして前半戦のオータムスカイハリケーンを使い既に満身創痍な穣子はその笑みをか細いものにしながらも。
パスミスをしてしまい呆然としていたこいしを見つめる。
こいしもその視線に気づいたのか、すぐにハッとして穣子を見つめ返した。
あまり失敗をしても責任感というものを感じない性格をしたこいしであるが……しかし。
流石にここにきての三回連続で自分の攻撃が封じられる事に関して、焦りと戸惑い、そして怒りを覚える。

穣子(ボランチってぇ事だけど……守備じゃあ負けないわよ。 これ以上は私も戦えないけど。
   もし次があっても、私はまたあなたを止めてあげるわ)
こいし(……うざったい)

※穣子のこいしに対する感情が 穣子→(絶対封殺)→こいし になりました。
※こいしの穣子に対する感情が こいし→(うざったい)→穣子 になりました。


0ch BBS 2007-01-24