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【下克上等】幻想のポイズン7【蒲公英杯】


[367]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/19(日) 19:27:42 ID:???
ジョン「なんっ……という事でしょうか! さとり選手、無謀にも思えたセンターサークルからのシュートが。
    DF達の壁を超え、予測の出来ない変化をしてオータムスカイズゴールへと突き刺さったぁ!!」
南沢「シュートに強烈なドライブ回転がかかっていましたね。
   あまりに強烈すぎるが故にゴールに突き刺さる前に地面に着地、そしてそこから更に前へと進んだ形です。
   いやぁ、オータムスカイズはあまりに突然の事で反応出来なかったようですね」

反町(ド、ドライブシュート……いや、ミラクルドライブ……翼のシュート、そのままじゃないか!)

ゴール前で立ち尽くし、呆気に取られているにとりやチルノ、椛たち。
そして、膝をついて呆然とする大妖精や、その他のフィールダーを見渡しつつ。
反町は、さとりが放ったシュートについて考える。
中学サッカー大会決勝で当たった南葛のエース、大空翼が大会中に見せた必殺技――ミラクルドライブ。
先ほどゴールに突き刺さったそれは、そのミラクルドライブそのものだった。
真似だとか、模倣だとか、贋作だとか、そういうチャチなものでは断じてない。
翼の撃った、ミラクルドライブそのものだったのである。

反町(……くそっ、とにかく、みんなの所に行こう!)

何故さとりがそのシュートを撃ったのかはわからない。
ならばわからない事を考えるよりも先に、これからの動きを考えなければと反町はゴール前に急いだ。
ゴール前に辿り着くと、にとりと椛が心底申し訳無さそうな顔をしながら小さく頭を下げ。
チルノは先ほどのシュートの弾道が気に喰わなかったのかただただ怒り狂っている。


0ch BBS 2007-01-24