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【下克上等】幻想のポイズン7【蒲公英杯】


[463]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/20(月) 00:03:47 ID:???
西行寺幽々子、魂魄妖夢。
二人は先の第一試合を勝ち抜いた、西行寺快食の会の主力メンバーの二人。
彼女達は試合が終わった後、自分達が対戦する事になるであろうチームの偵察に来ていたのだ。
前評判では地霊アンダーグラウンドが圧倒的有利だったものの、しかし。
二人はその予想はあまりアテにはしていなかった。

なぜならば、この西行寺幽々子――反町をこの幻想郷に呼んだ主犯の、八雲紫と友人関係にあるのだ。

幽々子「本当に、紫の言っていたように面白いチームだわ。
    でも妖夢、どうして万に一つも負けることは無いと言えるの?」
妖夢「簡単な事です。 相手にはポイントゲッターが二人しかいません。
   しかも、そのどちらも競り合いには弱いと見ます」

おかしそうに言う幽々子に、しかし妖夢は怯む様子もなく。
ただただ真剣な顔をフィールドに向けたまま、更に続ける。

妖夢「恐らく相手は点の取り合いを挑んでくるでしょうが、そうはさせません。
   攻撃の機会を無くし、橙や静葉さんにミドルばかり撃たせればウチのキーパーでも止められるでしょう」
幽々子「あらぁ、でも私達二人だけでマークにつくの? ちょっと厳しくないかしら?」
妖夢「……本当に私達二人だけなら、ですがね」

そう言うと、妖夢は後ろを振り返った。
そこにはつい先ほどまで違う席でオータムスカイズの奮戦を見守っていた人物が厳しい顔をして立っていた。

妖夢「明後日の試合……鍵を握るのはあなたです。 よろしくお願いします」

妖夢にそう言われると、その人物は金色に光る九尾の尻尾を振りつつ、神妙な面持ちで頷く。

藍「ああ、任せてもらおう」


0ch BBS 2007-01-24