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【下克上等】幻想のポイズン7【蒲公英杯】
[511]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/07/20(月) 21:18:21 ID:???
にとり「……うぅ、どうして隠れないんだろう。 設計は完全だったはずなのに」
反町「……あまりこういう事言いたくないんだけどいいか?」
にとり「どうぞ……」
反町「……顔。 コートで隠してないからじゃないか?」
どういう原理でにとりの光学迷彩スーツというのが周囲と同化しているのかは知らないが。
光学迷彩スーツを纏った場所だけは完全に消え去っていた。
しかし、顔の部分だけは光学迷彩スーツを纏っていなかったのである。
この二つの事実を考えれば、どうして顔だけが周囲に溶け込まなかったのかは安易に予想がつく。
反町はそう考えて言ったのだが……。
にとり「こ、構造的に欠陥があったか……!」
反町「に、にとり?」
にとり「悪い反町、私は今から急いで帰ってこいつを直しちまうよ!
どっちにしろ、こいつが駄目だと試合観戦は出来ないかんね!
大丈夫心配しなさんな、あんたの言っていた空気清浄機の方も明日までには作っちまうからね!!
よぉし! 改修だ、改修だー!!」
反町「おい、ちょっと待……」
にとりはパッと顔を明るくすると、すぐさま反町達に背を向けて自宅方向へと走り去ってしまった。
後に残るのは、呆然とした反町とサンタナのみ。
反町(にとり……もしかして気づいていなかったのか? ……どこか抜けてるんだよなぁ、あいつも)
サンタナ(河童ってやっぱ訳わかんない奴だわ)
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0ch BBS 2007-01-24