※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【傭兵怖い】ファイアーモリブレム10【女も怖い】
[665]モリブレム ◆lT1/XKcIlo
:2009/09/10(木) 00:23:10 ID:???
カインの最期→ ハートQ
>ダイヤ・ハート→アベル…後のことは…任せた…
炎の中で、カインは薄れ行く意識の最中、アベルのことを考えていた。
従騎士時代の頃から共に学び、共に競い、時には殴り合いの喧嘩をしたこともあったけど。
アベルは最大の親友にして最大のパートナーだった。
アリティアのために、マルス様のために。いつも二人で苦しいことも楽しいことも分かち合ってきたのだ。
だが。こうもあっさり、あっけなく。志半ばというのもおこがましい。あまりにも早すぎる。
自分はこんなところで果てるのか。これまで積み上げてきたもの、培ってきたもの。その全てが無駄になり、炎の中に消えるのか。
いや、そんなことはさせない。絶対に。俺の全てを託すことが出来る男が今目の前で、
悲壮な顔で絶対に助けることの出来ない男を助けようともがいているのだ。
アベル…俺の、ライバル…そして最大の親友よ…
この力で、マルス様を…アリティアを…そして…この世界を…!!!!
「後は任せたぜ!アベル!」
ズバシュッ………!
アベル「…………」
カインが最期に発した言葉。アベルが最期に耳にした親友の遺言。その言葉は、未来を託す言葉。カインの魂そのものだった。
アベル「ああ…カイン…お前の力、叫び、思い、魂…今は俺が預かっておく…」
自分でも驚いている。自分で発したその言葉には悲しみや怒りは含まれていない。
ただ、ほんの少しだけ友と別れる『寂しさ』と再会を待つ『楽しさ』が含まれていた。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24