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【最終兵器】キャプテン松山13【シャンハイ】


[232]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/07/29(水) 22:23:04 ID:???

目を開けると、不思議な世界が広がっていた。
不思議というのは、松山基準で上下逆さまの建造物があったり、見たこともない生物が視界を過ぎったり……
しかし一番不思議なのはそれらでなく、松山がその世界は不思議と認識できないことだった。

松山「あれ、ここは」
???「んっ? あれー貴方は招いていないわ」

すぐ近く、シャンハイがそうしたように(シャンハイって?)左肩付近からかわいいかわいい声がした。
しかしそちらはどうしてか振り向けない。首が固定されて真正面しか見られない。
また別の声が、右肩のほうから聴こえた。

???「やれやれ関わりがあるからかしら? 姉さんとっとと追い返しましょう」
???「そうね???。というわけで折角のご来訪だけど目を覚ましちゃってね〜」

ガクン!
階段を踏み外したような悪寒と一緒に、松山は突然、浮遊感に襲われた。
見る見る周囲の景色がスピードを増す。そして……痛みと鈍い音が。

松山「げこっ!? あ……あれ?」

気がつくと閉じてしまってたぶ厚い本の角に、眉間をぶつけてしまってた。
パタリと本が倒れて、松山も気を抜いて背中を倒して大の字に寝転がる。

松山「(ああ……何も成果得られた気がしないな……)」

読書は結局、時間を無為に費やしたという感覚。それだけを残して……
松山は、このままじゃあんまりだからまだ何かする時間が残されてないかどうか、時計の時刻を確かめた。



0ch BBS 2007-01-24