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【最終兵器】キャプテン松山13【シャンハイ】


[392]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/08/05(水) 19:42:45 ID:???

「ここしかない!」二人の間にボールを蹴り込む



説得を……言いかけて、松山は手なんてもちろん届かない上空にいる霊夢と魔理沙を見上げる。
二人の周辺には、殺傷力があるといわれても首を傾げる形の弾が無数に待機されてて……
号令いや宣言を待っている。距離的にも気持ち的にも割って入るのは至難に見えた。

松山「(説得しようといってもこれにどうすれば……
松山10 正面から割ってはいるとかダメだぞ絶対に死にたいのかー!?)」

考え事の途中に、まったく無関係でもないが飛躍した考えが急に浮かんだことに松山はあれっと思いながら
正攻法で説得するのは控えて、遠くから声を張り上げる以上に効果の望める説得ないか探してみた。

松山「近寄らないなら声の代わりに二人に届かせて、今日は試合だって思い出させる物でもないと……あっ」

ちょうどいいものが、ある。
さっそく、ソレ、を探すためあちこちに視線を撒くと、存外手近にあった。雛が持参してたボールだ。
ボールは(さっき取り乱した時に落としたんだろうか)雛の足元近くに転がっている。

松山「鍵山さん、これ借りますね」

聴こえてるかはともかく、ちゃんと断りを入れてから松山は正面にボールをセットして少し下がる。
狙うは二人の間の空間。空中かつ距離が離れてるため操作は難しい。加えて力加減も必要だ。

松山「落ち着け、強すぎず弱すぎず……行くぞッ!!」

東方コンビが弾幕ごっこ開始のサインを出すのに先駆けて、松山は中間に向かいボールを蹴り上げた。



0ch BBS 2007-01-24