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【最終兵器】キャプテン松山13【シャンハイ】


[851]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/08/18(火) 23:29:44 ID:???

A レミリア



松山「(今のスカーレットムーンズの状態だと、警戒するべきなのはポブルセン……?
    だけどシュートも直接見てはないし、タックルも良くはなかったしな。やっぱりパチュリーさん)」

ワァアアアアアアアアアアアアッッ!!!!

松山「をっ!?」

突然、スタジアムの北側、紅魔館の応援団がまとまっているところから大きな歓声。
その理由については、すぐ思い当たった。スカーレットムーンズベンチから、小さな影が出てきた。
言わずと知れたキャプテンにしてエースのレミリア・スカーレットが、優雅な歩調でピッチに戻る。

レミリア「数々の弱点の雨を克服して私は帰ってきたわ。このグラウンドに再び……」

まるで数年来、病気に取り付かれてサッカーから離れてた少年の芝居をしてるみたいな物言いをする。
色んな意味で見かねて、不満げな吸血鬼の友人さんが、冷静に突っ込み入れた。

パチュリー「何言ってるのかさっぱりよレミィ。……全くもう」
レミリア「うるさいうるさい。ああっ私のいない間に逆転までされてるじゃないの」

守矢の一点リードが記されたスコアボードを見て、当り散らすレミリアに雨のダメージは見られない。
しかしそれは表面上なのか、メイド長の咲夜の顔には、主に対して気遣わしげな色があった。
もっとも、そうしてるのは彼女だけで、他のメンバーはレミリアの復帰に心から安堵している。

松山「(レミリアさんが戻ってきたのか。……向こうの精神的な柱をノーマークにはできないな)」

それにまして、さっきはポストを叩いたとはいえ得点ランクのトップだ。
松山はレミリアを抑えることに決めると、あとの時間は精神を集中させることに使った。



0ch BBS 2007-01-24