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【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】


[667]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/08/09(日) 12:12:58 ID:???
ジョン「さぁ後半4分、オータムスカイズの速攻により2−1となりましたが。
    いかがです、南沢さん?」
南沢「やはりオータムスカイズも攻撃力では引けを取らない、といったところでしょうかね。
   実際、メンバーの駒的にはオータムスカイズが圧倒的に優位です。
   攻撃パターンもまだありそうですから、西行寺快食の会も決して油断は出来ませんね」
ジョン「そうですねぇ。 さぁ、そろそろ試合が再開されようとしています!」

それぞれのチームが作戦会議を終えたところで配置につき。
幽々子とバケバケJがセンターサークルに立つと、審判が試合再開の笛を鳴らす。
バケバケJが蹴り出したボールを幽々子は受け止めると、何の躊躇いもなくボールを後ろへと流した。
そこにはやはりとも言うべきか、ボールを運ぶ為にボランチの位置から上がってきていた藍。
藍がボールを受け取るのを確認するや否や、幽々子はゆっくりと前を向き直しゴール前へと急ぎ駆ける。

ジョン「さぁ西行寺快食の会、これは先ほどまでとは一転して攻めの態勢に入っています!
    反町選手のマークを外し、幽々子選手と藍選手が攻め入るかぁ!?」
南沢「妖夢選手は既にスタミナが限界近いですからね……。
   西行寺快食の会の弱点はまともに動ける選手が三人しかいない、という事です。
   一人でも倒れられては一気にバランスが崩壊してしまいますね……」

藍(正直妖夢がここまで失態を見せるとは思っていなかったからな……。
  あのシュートが入っていればかなり楽な展開となっていたのだが……まあ、それを今更言っても仕方あるまい。
  さて、それよりもどう攻めるかだが……)

ドリブルをしながら、藍は前方からやってきている相手チームの選手達を見つめる。
作戦会議で決めたようにオータムスカイズは数の利を生かす為に、と。
FWであるリグル、サンタナ、反町。更にはトップ下の静葉までもが揃って藍へと駆け寄ってきていた。

藍(……四人か。 ふむ……ここは……)


0ch BBS 2007-01-24