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【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】


[703]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/08/09(日) 22:23:51 ID:???
>みょん、立ち上がれるか?→ ハート9 =
>なんとか立ち上がり、歯を食い縛りながら下がり始めた。 まだ試合中である事はわかっているらしい。
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先ほどまでは完璧なまでに落ち込み、手と膝をつき崩れ落ちていた妖夢。
しかし、それもまたしばらくすると収まり……。
幽々子が目を向け始めてから、すぐに両手を握り締めて立ち上がる事となる。
選手同士としての勝負は確かにあまりいい戦績とは言えない。
だが、それでもまだチームとしての戦いでは優位。

妖夢(……これくらいで落ち込んではいられませんね。
   幽々子様を勝利させる事が出来れば、自分の勝利は二の次……。
   チームさえ勝てば、個人の成績は……関係無い!)

そう、あくまで負けたのは"妖夢"を個人として見た場合の事。
たかだかそれくらいで落ち込み、今現在のピンチに何も出来ず。
このまま同点……そして、逆転とされてしまう事こそが妖夢にとっては自身が負ける以上に問題。
自分が仕える西行寺幽々子を、敗者にさせる訳にはいかないのだ。

歯を食い縛り、拳を握り締め、妖夢は立ち上がるとすぐさま反転をして下がり始めた。
既に体力は残り少ない。
これが最後のプレイになるだろうが……しかし、ここで更なる失点を防ぐ事こそが自分にとって最後に出来る仕事である。

幽々子(まだ完全には折れていなかったのね……。
    ……うん、それじゃあ私も戻りましょう)

妖夢のそんな後姿を見つつ、幽々子は苦笑を浮かべてそう心で呟くと。
自身もまたこのピンチを乗り切る為に、と自陣へと引き返していった。


0ch BBS 2007-01-24