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【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】
[839]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/08/14(金) 23:23:05 ID:???
幽々子「妖夢、自惚れないの。 あなたの失態で戦況が引っ繰り返るというのなら。
その流れを止められなかった私の責任でもあるわ。
あなた一人が敗戦の根源ではない」
妖夢「…………」
幽々子「下がりなさい、もうあなたでは残り時間立っているのも苦しいでしょう」
妖夢「……はい」
幽々子に叱咤され、妖夢は更に表情を暗くしてベンチへと下がっていく。
実際、彼女のドリブルの失敗から事態はオータムスカイズ優勢の流れへと変化していった。
だが、逆を言えばその逆転した流れを止める事が出来なかった幽々子たちの責任にもなる。
サッカーにしろ何にしろ、団体で行うスポーツは一人の失敗が流れを変えてしまう事がある。
しかし、それで負けたからといってその者の失敗だけが敗因となってしまう訳ではないのだ。
幽々子「……まさか、ここまでやるとは思っていなかったわね。
少し見くびりすぎていたみたい」
藍「…………」
遠ざかる妖夢の背中からオータムスカイズの面々へと視線を移し、幽々子はそう呟く。
幽々子「本当に楽しい子達……紫も、たまにはいい事をするわね。
……さぁ藍、最後のお仕事、お願い出来るかしら」
藍「かしこまりました。 私としてもこのまま無様な醜態を晒すだけでは橙や彼らに会わせる顔がありません。
最後まで、勝利の為に尽力させていただきます」
幽々子「……頼むわ」
幽々子(もし出来る事なら……紫を含め。 "ベストメンバー"で戦ってみたいところね。
その時は、きっと私も……)
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0ch BBS 2007-01-24