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【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】
[941]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 21:39:23 ID:???
阿求「そして、今日の試合……注目株となっているのは、緋想萃夢格闘一派。
……伊吹萃香と、比那名居天子。 そして、永江衣玖と3人しか主だった選手はいませんが。
そのいずれもがかなりの実力者。 ……今大会の、優勝候補筆頭です。
現に、一回戦では6−0の圧勝を名無しの妖怪チームにしてみせました」
反町「!? い、伊吹……萃香?」
小さな体をし、瓢箪を持ちながら常に酒を飲む鬼――伊吹萃香。
それなりに面識がある彼女が参加していると聞いて、反町は驚く。
何せ反町は、散々その伊吹萃香がこの幻想郷でも名うてのGKであると聞かされてきたのだ。
反町("あの"紫さんをして、幻想郷の三本の指に入るといった萃香さん。
……その萃香さんが、この大会に出てるだって?)
阿求「……言っておきますが、あの萃香さんらを含めた三人の実力は全て中堅・そして強豪以上。
ただ、彼女達は三人しかいない。 故に、チーム全体の格は相応に低いのです」
反町「…………」
反町の考えていた事がわかったのか、阿求はさして慌てた様子も無く説明をする。
阿求「それでは、私は次に回る場所がありますのでこれで……」
反町「は、はい。 どうも……ありがとうございました」
未だに呆然とする反町を尻目に阿求はそれだけを言い残すと立ち去り。
後に残ったのは、残り二試合本当に勝ち抜けるのかという不安のみ。
反町(い、いや……勝つ。 勝たなきゃいけないんだ。
試合をする前から弱気になってどうする!)
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0ch BBS 2007-01-24