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【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】


[974]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/08/17(月) 23:52:01 ID:???
>天子ちゃんの活躍→ スペード3 =1得点のみ…
>衣玖さんの活躍→ スペード9 =1アシスト、1ゴール
>萃香の出番→ スペード10 =一度だけセービングの場面が回ってくる
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一体どれほどの力を見せ付けてくれるのか、と期待をしていた反町。
しかし、試合展開は決して派手なものではなく、むしろ酷く地味なものだった。
まずはボールを持った衣玖がサイドの天狗へと振り、そこからサイドアタックを試みる。
だがそれはすぐさま敵の名無し妖怪に止められてしまい、失敗。
すぐさま緋想萃夢格闘一派がそのボールを奪い返すも、あくまで主体は名無しの天狗らであり。
FWの天子、MFの位置にいる衣玖はまるで手を貸さない。

どうやらFWの天子はその事態に苛々しているらしく、しきりに地団太を踏んでは衣玖に何か言葉を吐いているが。
衣玖はまるで気にする素振りを見せず、冷静に言い返している。

そんなこんなで前半が終了する間際。
もう何度目かの中盤での攻防の末、ようやく衣玖が動き出した。
彼女はボールを奪った天狗にすぐさま合図を送るとボールを受け取り、天子に向けて指示を出す。
いい加減鬱憤が溜まっている様子だった天子はその指示を受けて猛ダッシュ。
すいすいと名無しのザコたちのディフェンスをすり抜けた衣玖からラストパスを受け取ると。
一気に足を振りぬいて豪快にシュートを打ちつける。

まるで捻りも無いそのシュートに名無しの妖怪たちは身動きすら取れず。
ようやく、スコアボードに1の数字が書き加えられ……前半は終了した。


0ch BBS 2007-01-24