【サッカーが】キャプテン森崎33【選んだ男】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[363]2 ◆vD5srW.8hU ：2009/09/21(月) 22:41:47 ID:N5qEwf7y
更にもう一人、不気味な沈黙を保っていた者が居た。

翼「………」

本来大喜びしていて良い筈の翼である。

翼「（なんなんだこのもどかしさは…なんでちっとも嬉しくないんだ…点を取ったのがストラットで俺じゃないから？
違う、俺はこの試合を完全に支配しているし得点は無くても何度もゴールを脅かし、きっかけも作っている。
守備でも失態は無い。このスコアのままで終わっても俺には高い評価が与えられる筈だ…
じゃあなんでこんなモヤモヤした気分になっているんだ。どうしてこんな心境に…）」

バビントン「…ツバサ？」

マウリシオ「どうかしたんッスか？」

仏頂面で黙りこくっているキャプテンを怪訝に思ったチームメイト達が近寄ってくる。
翼はハッとした表情になり、ぎこちないながらも笑顔を作った。

翼「あ、いや…ナイスゴール、ストラット」

ストラット「それにしちゃ随分難しい顔してたなオイ？」

翼「その…ここで油断して奇跡を許しちゃダメだと兜の緒を引き締めていただけだよ」

ストラット「そうか。だが流石にここからの逆転は無いだろう？１点位は意地で取り返されるだろうが、
３点４点は確率論上無理ってもんだ。落ち着いてしっかりやっていこうぜ！」

翼「ああ…その通りだ（その筈なんだ…）」

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