【サッカーが】キャプテン森崎33【選んだ男】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[828]2 ◆vD5srW.8hU ：2009/11/21(土) 21:06:35 ID:KTI/H8nE
この物語の新章を迎えるに当たり、少し時は遡る。
森崎がジャパンカップの為に全日本ユースに合流する日のほぼ一ヶ月前…
リオカップが開催される直前の年始の頃、日本中のサッカーファンの熱い視線を集めた一大決戦があった。

東京代表、東邦学園高等部。
現役校生でありながら理事長でもあり、巨大企業ヒューガー（株）の若きＣＥＯでもある
怪物ストライカー日向小次郎が率いる日本高校サッカー界随一の超強豪校。

静岡代表、南葛高校。
フランス帰りのテクニシャン岬太郎と知る人ぞ知る名手中山政男が二大看板として
過去３年間東邦学園高等部に挑み続けた唯一の対抗馬。

プロサッカーが無い日本に置いて最も注目を集める学生サッカーの名カードの火蓋が切って降ろされたのである。

～東京都新宿区、国立競技場～

高校サッカーの頂点を決める全国高等学校サッカー選手権大会。
その決戦の舞台は冬の寒気を物ともせず押し寄せた観客で真夏かと見紛わんばかりの熱気に満ちていた。

観客「遂に来たぜこの日が！」「南葛ー！今年こそ東邦を倒せよ！」「夏に出来たんだ！もう一度出来る筈だよ！」
「はい皆さんせーのーせっでー…」「ひゅーが！しーね！ひゅーが！しーね！ひゅーが！しーね！ひゅーが！しーね！」

ちなみにマスコミのアンケートによると、チケット購入者の９割以上がアンチ東邦だったらしい。
その全てが南葛ファンだったと言う訳ではないが、中立と答えた者は非常に少なく東邦ファンを名乗る者は更に少なかったと言う。
これは日向の暴力的なプレイスタイル、弱肉強食を鉄則とした言動、そして成金主義なチーム運営方針が生んだ弊害である。

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