※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【サッカーが】キャプテン森崎33【選んだ男】


[884]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:56:07 ID:H28+0XRz
ダイレクトシュートを連発しても一対一に持ち込んでも若島津の牙城が崩せない南葛。
沢田と日向が完全に封じられ、まともに攻められるのが反町だけの東邦。
両チーム共に決め手を欠いたまま時間が過ぎていったが…ここで今までシュートを撃たなかった男が動いた。

放送「早くも前半40分ですが、未だにスコアは0対0のまま動きません。
ここまでボールキープは南葛の圧勝ですが若島津くんが100点満点の守りを見せている為 省36

[885]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:56:34 ID:H28+0XRz
岬「(分かっていたさ。若島津相手にダイレクトシュートを撃っても分が悪いなんて)」

グワアアッ!

日向「なにィ!?」
中山「ゴールに背を向けて振りかぶった…?」
吉良「なんじゃとォ!」
美子「岬さま〜!」

岬「(だから僕はこのシュートを編み出したんだ。岬はミドルシュートが撃てないMF、
なんてレッテルを張られるのも嫌だしね)いっ…けェ!」

バシュウウウウウウウウウウウウッ!!
省27

[886]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:57:03 ID:H28+0XRz
岬「これが僕のブーメランシュートだ!」

ギュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

若島津「………!!」

岬の新技、ブーメランシュート。
それは極端なまでにカーブをかけ、半円どころかヘアピンカーブの様な軌道で飛ぶシュートである。
常識では考えられない様なコースで襲い掛かるシュートに大抵のGKは惑わされてしまうだろう。

そして若島津も困惑から逃れられなかったが、彼の鍛え抜かれた動体視力はボールの行方を無意識に追い続けた。 省32

[887]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:57:34 ID:H28+0XRz
東邦メンバー「またやってるよ…」「よく怪我しないなあ、若島津」「かわいそうに…」

反町「(いや…あれは多分、若島津も望んでやっているんだ)」

若島津「ハァハァ…」

日向「どうした若島津!せめて3回に1回位は俺のネオタイガーショットを防いでみせろ!」

若島津「くっ…うっ!」

拷問紛いのセービング練習に対し若島津は気丈にも立ち上がり続けようとする。
しかし気力が残っていても体力が残っていなければ体は反応してくれない。
省22

[888]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:57:58 ID:H28+0XRz
そして若島津が更なるサイボーグ化手術を乞うと…日向は怒りを爆発させ、若島津の腹を思い切り蹴り上げた!

東邦メンバー「ヒイッ!」「い、今若島津の体浮いてたぞ!」「いくらなんでも死んじゃうよ…」

反町「(機会…?ドーピングでもしたかったのか?)」

若島津「ゲホッ…ゲホッ…な、何故…?」

日向「何故、だと?てめえ、俺や森崎やシュナイダーが生身だって事を忘れたのか?」

若島津「ウグッ…!?」
省33

[889]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:58:25 ID:H28+0XRz
ギュルルルルルル…

若島津「(とんでもない軌道だ…だが威力とスピードはネオタイガーショットと比べるまでもない!)」

バッ!

若島津「見切ったァ!正拳ディフェンスだァ!」

バッコォオオッ!

岬「な…なにィ!」

日向「でかしたぞ、若島津!」

放送「ふ、防いだァ〜!!若島津くん冷静にシュートコースに飛びつきパンチング!
岬くんの新技も通用しなかった!正に鉄壁!正に難攻不落!」
省34

[890]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:59:19 ID:H28+0XRz
若島津「馬鹿め!お前の隼シュートなど通じる物か!(キャッチしてカウンターだ!今ならタケシがフリーの筈!)」

滝「くそ〜、岬の新技も通用しないなんて…」
井沢「新田焦るな!一旦戻すんだ!」
来生「俺だ、俺に回せ!」

新田「(どいつもこいつも俺の事を馬鹿にしやがって!だがそれも今日までだ!)」

山森「新田…?」
中山「あいつ、何を…」

新田「(新技があるのは岬さんだけじゃない!俺にも…このファルコンクロウがあるんだァ!)」 省33

[891]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:59:20 ID:H28+0XRz
若島津「馬鹿め!お前の隼シュートなど通じる物か!(キャッチしてカウンターだ!今ならタケシがフリーの筈!)」

滝「くそ〜、岬の新技も通用しないなんて…」
井沢「新田焦るな!一旦戻すんだ!」
来生「俺だ、俺に回せ!」

新田「(どいつもこいつも俺の事を馬鹿にしやがって!だがそれも今日までだ!)」

山森「新田…?」
中山「あいつ、何を…」

新田「(新技があるのは岬さんだけじゃない!俺にも…このファルコンクロウがあるんだァ!)」 省33

[892]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:59:39 ID:H28+0XRz
新田「や…やった!やったぞ!やったぞぉおお!!」

密かに練習していた新必殺シュートで今までどうしても崩せなかったGKから待望の先取点を上げた。
ストライカーなら誰もが狂喜乱舞せずには居られない状況である。
当然新田も大喜びで飛び上がり、両の拳を天高く突き上げて叫ぼうとした。

そしてここから彼の悲劇が始まる。

新田「決まったんだ、俺のファルコ」
省36

[893]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 01:00:05 ID:H28+0XRz
岬「アッハハ、美味しい所持って行かれちゃったね。でもナイスゴールだよ新田!(これは嬉しい計算外だなあ)」
中山「よくやった、本当に良くやったぞ新田!俺はお前の隼シュートが何時か芽を出すと信じていた!」

新田「は、はや…フ…」

南葛応援団「新田!新田!隼シュートの新田瞬!」ドンドンドンドン

観客「いいぞーっ!隼シュート!」「もっと撃て!若島津を隼シュートで倒せーっ!」「隼シュート!隼シュート!」
省27

[894]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 01:00:45 ID:H28+0XRz
ギリギリ一時をオーバーしてしまった…今夜はここまでです。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24