【三スレぶりの】森崎が幻想入り 9話目【サッカー】

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[577]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk ：2009/09/29(火) 00:44:54 ID:ok7bHgn2
レティ「スピードで負けたぐらいで……！」

レミリア「あら、速さだけじゃないわよ？」

……グルッ！

クリアを諦め、ボールを持ったレミリアから直接奪おうと強引に当たりに行くレティだったが、
体格で遥かに劣るはずのレミリアを小揺るぎもさせることができず、流れるような動きで受け流される。

森崎「（やっぱりＤＦには頼れないか……クソ、届けッ……！）」

一瞬で抜かれたレティを横目で見ながら、森崎がボールに、そしてそれをキープするレミリアへ向かって懸命に腕を伸ばす。

レミリア「……ふ」

バサァッ！　……グルッ！

対するレミリアは薄く笑いながら翼を器用に操って体を反転、森崎に背を向けるようにしてボールとの間を遮った。

森崎「（ルーレット……？　馬鹿な、空中だぞ？！）」

流石にレミリアを突き飛ばすわけにもいかず、森崎の伸ばした腕が虚しく空を切る。

レミリア「森崎。これが『今の』貴方と……私との差よ」

腿で軽くボールをタッチし、さらにターンするレミリア。そして、ボールはそのまま空のゴールへと吸い込まれていき……

バサァッ……ピィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ！！

その数秒後。ゴールネットが揺れる乾いた音と共に、スカーレットムーンズの得点を告げる笛が高らかに鳴り響いた。

前次写

0ch BBS 2007-01-24