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【準々決勝】キャプテン霧雨26【天才解禁】


[869]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/08/24(月) 16:04:10 ID:???
佐野はもはやボールに向かう動きすら見せず、永琳のその背を見送る。
何度も何度も、まるで遊ばれるようにしてドリブルで抜かれ、今動く気力があるはずもなかった。
歩きに近い速度で動く、その永琳はあまりにも凄絶で不気味。

岬「(あ、あああああああ……完全に失敗だよ!来なければよかったよ!
   何さアレ!こんな大会に出ちゃいけないレベルだろ!?)」

森崎「(あんなのがPAに突っ込んできたら……………おいおい、反則だろアレ…)」

井沢「(他は全くわけわからないが……最後の技…あれは……)」

実況「あ、あまりのことに私も混乱しておりますが………す、凄まじい技の連続でした…
    佐野くんは、まざまざと実力の差を見せ付けられた形になってしまいました……」

観客「なんだありゃ…」「ねぇこれ中学生の大会だっけ?」「これはひどい」

沸くに沸けない観客たちに、実況。それらに全く構うことなく、静かに永琳は進んでいく。
途中、気付いたように松山が声をかける。

松山「え、永琳さん!ボールをFWに……」

永琳「…………」

しかし、それにすら構うことなく、永琳はゆったりした動きでドリブルを続ける。
彼女の目的は、時間稼ぎのみ。そのための大技連発である。



0ch BBS 2007-01-24